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Benelli TAGETE27.5に乗って激坂を登ってみました

2017年 11月 09日 木曜日 カテゴリー : ,,

2017/11/08(水)
定休日の昨日は午前中雨模様のため自転車には乗れませんでしたが、午後から雨の止み間があったのでそのすきを突いて【Benelli TAGETE27.5】に乗って激坂登りをしてきました。


訪れましたのは大阪は交野市にある「府道7号線」です。知る人ぞ知る激坂ポイントです。
上記の場所は激坂という名の地獄へと誘(いざな)われる分岐点。幾多のクライマーたちを撃沈してきた激坂「府道7号線」、遂に私も対峙する時がやってきました。「eBIKEで」ですけど・・・。

先に結論書いちゃいますが・・・。

登り始めるまでは「eBIKEなので余裕で登りきれる」と思っておりましたが、実際はなかなかいい感じで運動量をキープしつつ登れるということがわかりました。要するにちゃんと運動しながら自転車を走らせているってことです。
しっかりと汗もかきましたし、息もそれなりに上がってました。

そう。eBIKEだから無負荷に近い状態で余裕綽々というわけではありません。しかし、その中に「無理をして登った」という要素は微塵も見当たりませんでした。
それと、足つきの可能性に関しては皆無です。コケまみれで滑りやすかったり、よほどの悪路でない限り路面がアスファルトであれば足をつく要素が見当たりません。
登れないとすれば、ホイルスピンしてグリップが確保できないほどの傾斜くらいではないでしょうか・・・。

前置き長くなりましたが、いよいよスタート。
バイクのギア比及びアシスト比は、出だしで「リア23T」、アシストレベルは最強の「5」です。
上記画像の分岐点から序盤のユルい傾斜は全く問題なくスイスイと進みます。その数百メートル後にくる「ゲート」を通過してからが、eBIKEの本領発揮となりました。ちなみにこの道はゲート通過後の7~8割(個人的感覚)は10%オーバーの登りが延々と続きました。本当に延々と。(平均12%超、最高25%超?らしい)

斜度10%未満と思われる区間は一段だけ軽くした程度でスイスイと進んでくれます。速度にして15km/h前後。ローギア寄りなので足の回転数は上がるためそれなりの運動量をキープしつつ走れます。
比較的傾斜の緩い区間を通過すると、赤茶色の減速帯が頻繁に出現します。ここからが地獄の始まりですね。
地獄区間の手前からギア比を更に軽くしてリア28T、アシストレベル「5」のまま登りますが、流石に足に掛かる負荷が増えるのがわかります。

ここで、「アシストしてくれるのになんでやねん。」とお思いの方へ説明させていただきますと・・・
ドライブユニットは、はあくまでも「人力で発生させたトルクに対してモーターが適正に補助してくれる」装置です。
無条件にパワーを発生させてくれているわけではないのです。
脚力が弱ければそれに準じたパワーしかアシストされません。
脚力が強ければそれに準じたパワーがアシストされます。(ただし、出力上限はあります。)
とは言え、ギア選択と速度域の兼合いはあるのですが無茶なギア選択をしていない限り、脚力が弱い人でもメゲて足をついてしまうなんてことには繋がりませんのでご安心を頂きたいです。

また、日本国内のアシスト装置の規制が時速10km/hまではトルクの入力に対し2倍のアシストが効き、それ以降24km/hに向かいアシスト強度が低下していく仕様。
実は今回の走行において絶妙にスポーツ感に寄与しているのではないかと感じてしまいました。
と言いますのは、海外仕様の25km/h及び30km/hまで一定のアシストと違い、速度を上げればアシスト比が下がり人体への負荷が上がるため、ちゃんとスポーツできてるんですよ。ホントに。
こればっかりは一度乗っていただかないとわからない感覚だと思いますので是非試乗車に乗りに来てくださいね。

閑話休題。

地獄区間に入ってからと言うもの足に掛かる負担が増加しているので速度が上がりません。11~13km/hでチビチビと登っていきます。
それ相応の脚力をお持ちの方でしたらもう少しペースを上げて登れそうですが、私の脚力では早回しで対応するのが精一杯って感じでした。


しばらく走り続けてようやく登頂しましたが、結構な汗をかき、息もそれなりに上がっていました。ちゃんと運動してる感満載。
「電動アシスト=堕落した乗り物ではない」ってのがよくわかります。
と、同時にこんな峠道をロードバイクで完走しちゃう人たちの変態っぷりが痛いほど理解できました、、、。
どうあがいても私には真似できません(したくないですが・・・)。


と、動画撮影しながら登ってきたため風前の灯であったスマホのバッテリーが無慈悲にダウン・・・。
ここでログ取り・写真撮影ができなくなってしまいました・・・。

帰りは来た道を途中まで下り、自転車乗りから忌み嫌われる第二京阪の側道を使って帰ってきました。
第二京阪の側道と言えば、「幾度となく現れるアップダウン」「下りきってからの信号待ち」「再スタートはいきなり登りからどうぞ」みたいな。。。
まぁ見事に自転車に対しての配慮が微塵も感じられないルートです。はっきり言って走る気になんてなれない道です。

「でも大丈夫。E-bikeならね!」

そんな気分で小雨が降り始めた帰路を鼻歌交じりで帰ってきました。
本当はもっと走りたかったんですが、時間的制約もあり強制終了って感じです。

今後もE-bikeであっちゃこっちゃ走って、思ったこと・感じたことをドンドン配信していきたいと思います。
というわけで、ひとまずは激坂チャレンジの様子をお伝えしました。