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電動アシスト自転車に乗る上で知っておいて欲しいこと「2」

2016年 2月 04日 木曜日 カテゴリー :

さて前回は空気圧管理の重要性についてお話させていただきました。

今回は「変速操作の重要性」についてお話をさせていただきます。

電動アシスト自転車にお乗りの方で「変速操作」を意識して乗られている方がどの程度いらっしゃるのか不明ですが、「トップギア固定」で乗車される方が結構な割合でおられるようです。

一般的な電動アシスト自転車は内装3段変速機が装備されている事が多いのですが、この変速機は特に使わなくても自転車は普通に走ります。
ただ、最適なギア選択で乗車される場合と、一番重たい「トップギア(3速)固定」で乗車される場合とでは、自転車の寿命に大きな差が生まれます。
※「固定」と言うのは走行中はもちろんのこと、停車状態からの「ゼロ発進時」や「登坂時」もそのままのギアのままで走ることを指します。

例えば、「軽いローギアのみで乗車」される場合は、「自転車が進む速度が遅い」「ペダルが軽くてセカセカしちゃう」ということくらいで車体や部品に対するデメリットはあまりないのですが、「重いトップギアのみで乗車」される場合は各部品にかなりの負担を掛けて、大きなデメリットが生じます。

では、どんなデメリットがあるのか・・・。

まず、重いギア固定で乗車することで一番負荷が掛かるのは「チェーンとギア板」です。
停車状態からのフルパワー発進や、登坂を繰り返しているとかなりの高負荷が繰り返され、チェーンの劣化(伸び)が早い段階でやって来ます。それに加えて前後のギア板も摩耗・消耗が激しくなります。
このチェーンの劣化(伸び)が酷くなった状態や、摩耗したギアのまま乗車を続けると突然チェーンが切れてしまったり、歯飛びという(クランクが一瞬空回りする)現象が起こり、非常に乗りにくくなってしまいます。
そのまま乗り続けても症状が悪くなる一方ですし、思わぬ事故で怪我をしてしまうなんてことにもつながってきます。

次に「アシストモーター、バッテリー」にも負荷が掛かります。
人間の脚力の2倍の力をアシストしてくれるモーターですが、やはりこれも軽いギアで発進するのと重たいギアで発進するのとでは掛かる負荷が違います。
坂道を重たいギアのまま登る時も同じことが言えます。お子様を同乗させていたら尚更です。
そこに加えて、負荷が高い状態でアシストしようとモーターが頑張ることでバッテリーからの電力供給も高くなります。
ということはバッテリーの消費も早くなるということです。モーターとバッテリーに高負荷をかけ続けるような乗り方を続けるとやはり早い段階で双方にヘタリが出てきます。
モーターはそうそう壊れるものではないですが、寿命を縮めていることには違いありません。
バッテリーもまた然りです。

更に負担は続きます。

次に負担がかかるのは「タイヤ」です。
自転車の構造的に「後タイヤのほうが摩耗しやすい」という特徴はあるのですが、アシスト自転車は自転車自体の重量もあり、駆動力も強いためその傾向が顕著に出ます。
重いギアで速度を出しやすい状態で乗っているとタイヤに掛かる負担も大きくなり、摩耗が進みやすくなります。
前回のお話で「空気圧管理はしっかりと」というご説明をさせていただきましたが、空気圧が低い状態でこのような乗車を続けていると、いともあっけなく寿命を迎えちゃいます。
空気圧管理をシッカリとしていても、表面の摩耗速度は早まりツルツルになりやすくなります。

この他にも付随的に上記以外の色々な箇所に負荷が掛かっています。

ダラダラ、長々と書いてしまいましたが言いたいことはただひとつ。
「要所要所で最適なギア選択をしてください」ということです。

一般的な内装3段変速タイプの場合、以下の様な選択をしてもらうのが最適な乗車方法です。
できればゼロ発進時は「1か2」を選択していただき、走行開始後ある程度速度が出てから「3」に上げてやる。
坂道などはその傾斜や足に感じる負荷にもよりますが、「軽いギア選択(1~2)」で走行してください。
速度が出るけれど重たい「3」は平地走行時のみの使用としていただいたほうが後々のトラブル回避にもつながってきます。

自転車は消耗品の集合体のようなものですから、適切な使用をされていても乗車期間や走行距離に応じて部品の交換時期は必ずやってきます。
その時に思わぬ部分に不具合が見つからないように、最適な乗車を心がけてくださいね。


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